耐候性に最も優れている塗料とは?フッ素樹脂塗料について解説

query_builder 2022/09/19
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塗料における「耐候性」という性質をご存知でしょうか。
耐候性は塗料の性能を決める上で非常に大切な要素です。
そこで今回は、耐候性とは何なのかに加えて、耐候性に最も優れているフッ素樹脂塗料についても解説します。
ぜひ参考にしてください。



□耐候性とは


建物用の塗料を劣化させる最大の原因は、太陽光の紫外線です。
また、雨や風、湿度や温度なども劣化の原因として考えられ、それらは塗膜の分子構造を破壊します。

日本産業規格の定義によると、耐候性とは、「材料を光、風、雨などの屋外条件下で、暴露した場合の耐久性のこと」を指します。
つまり、屋外における様々な条件に対して材料がどれだけ強いかを示したものが耐候性ということです。

そのため、耐候性を耐久性と同じだとお考えの方もいらっしゃいますが、実際は大きく異なります。
耐久性という大きなまとまりの中の1つが耐候性であることを理解しておきましょう。

そして、耐候性に優れた塗料とは、ウレタン樹脂塗料以上の耐候性を持つ塗料が該当します。



□耐候性に優れた塗料であるフッ素樹脂塗料について


耐候性に最も優れた塗料はフッ素樹脂塗料と言われています。
ここでは、フッ素樹脂塗料に関して詳しく解説します。

フッ素樹脂は組成にフッ素原子を含む重合体あり、原子間の結合力が強いことが知られています。
つまり、フッ素樹脂塗料が耐候性に優れているのは、炭素原子とフッ素原子の結合が非常に強力であることが理由です。
そのため、太陽光や紫外線、雨水、酸化反応などによる変質を起こしにくい性質を持ちます。
塗料の目的は建物を保護することであるため、耐候性は塗料にとって非常に重要な要素です。

また、フッ素樹脂塗料は耐候性に優れているため、塗り替えが少なく済むことが特徴的な塗料です。
この特徴は一般的な家にとっても大きなメリットになりますが、特に大型の建物でそのメリットを感じられるでしょう。
大型の建物では、塗装の塗り替えも大がかりになります。
そのため、工期が長くかかり、多くの費用がかかることを避けられるので、塗り替えの少なさは魅力的でしょう。



□まとめ


耐候性の定義とフッ素樹脂塗料について解説しました。
耐候性は屋根や外壁の性能を高める上で重要な項目ですので、塗料を選ぶ際には耐候性についてもきちんと確認するようにしましょう。
塗料に関してお悩みの方は、外壁塗装のプロである当社までお問い合わせください。
この記事がお役に立てましたら幸いです。



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